きっと、照明にも、いろいろな種類があるのだ。
基本的な能力は、何かを照らして明るくする事なのだろう。
「照明」とう文字のとおりだ。
僕の思う照明の種類とは、
照らし方の種類なのだ。
部屋全体を明るく。
看板だけを照らす。
商品を照らす。
本を読む為に。
興奮する為に。
落ち着くために。
ことに、何かを照らし明るくするという本来の能力を超え、
僕は感情をコントロールされる事がある。
そんな時の、僕をコントロールする要素の一つは、
「影」だ。
そこに、どんな影ができるのか。
壁に影が映される事もあれば、
照明のまわりだけが、ほんのり明るく、部屋全体は闇に包まれたり。
照明器具じたいが、陰のアウトラインとなり、光の中に浮かび上がる事もある。
そこに光があれば影ができる。
森の中の、カットして組み合わせてつくった球体の照明。
スイッチをONにすると、光と影が発生する。
この照明は何をてらすのか。
この照明を何のために使うのか。
この照明で何を思うのか。
照明と人との関係。
よこち
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