報告<NON POWER SPOT MEETINGS>
高校生のトキ。
5人組のバンド。
僕はギター。
2年くらい活動をしていたのだと思うのだけれど、
その2年で、ベース担当君と、何度かケンカする。
・理由①
曲を覚えない
・理由②
そのくせ、練習の日、顔を見るなり、あたらしい弾き方考えた(ヴィジュアル的な)とか、すぐに言う。
・理由③
ベースのクセに、激しくテンポが遅くなる。
スキルも感覚もない僕であるが、
それでも、すごく気になるくらい遅れるのだ。
バンドが解散して、数年たったコロ、
ベース担当君と、ゴハンを食べながら話していた時だ。
彼は、ふと、こうつぶやいた。
「あの頃、僕が遅いのじゃなくて、みんなが早いんだと思ってた」
大きなショックが体を突き抜ける。
その時、僕は初めて感じる。
天才とナントカは紙一重というが、
いずれにしろ、僕は凡人なんだと。
さて。
このベース担当は誰かというと
今回の
<NON POWER SPOT BLUES TOUR>
を実行しているHASU中山君。
紙一重の男。
こんな彼のツアー。
結局、半分くらいの会場にしか同行できなかったが、
それでも彼のサポート係りの僕だから、
ツアーについて、僕に問い合わせが来る事もある。
「何をやるの?」
「どういうコト?」
「意味がわからない」
問い合わせのほとんどは、こんな雰囲気。
確かに。
僕も、謎な部分は多々。
終わった今でさえ、謎は多い。
そんな
<NON POWER SPOT BLUES TOUR>
であるが、
初めから最後まで、ずっとHASU中山君が
つぶやいていた事がある。
「これがきっかけで、
みんなに何かがはじまれば良いな」
いろいろと特徴的な行動や物づくりをしている中山君。
特徴的すぎるから、謎が多い彼だけど、
そんな彼の想いは、実はいつだって、
すごくシンプルでストイックだ。
だから、あんなにも謎が多いツアーであったのに、
会場に来て頂いた方々には、
何かが伝わったのではないだろうか。
「これがきっかけで、
みんなに何かがはじまれば良いな」
それはお客さんだけではなく、
ワークショップ、出店、スタッフのみんなも
含まれている。
ワークショップが楽しかった事。
いろんな魅力の物を見れた事。
人と出会えた事。
良い時間が過ごせた事。
「これがきっかけで、
みんなに何かがはじまれば良いな」
<NON POWER SPOT MEETINGS>
ツアーのしめくくりの到着パーティーの
この日も、
紙一重の男の想いは、
気が付けば、僕を含め、みんなに起こっていたようだ。
このツアーに来てくれたお客様、
ツアー先のお店の方々、
出店して頂いた方々、
その他、関わって頂いたみなさま。
みなさまに、何かのきっかけが起こったとすれば、
とてもうれしいです。
ありがとうございました。
森の中ヨコチ
<森の中>
森の中は、
外ではステージ、音響、照明を担当、
中では、カレーを担当しました。
NON POWER SPOT MEETINGS
のお手伝いをさせて頂き、
みなさまと関わらせて頂き、ありがとうございました。
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